※こちらの記事は自動文字起こしを元に編集しているため誤字脱字はご了承ください
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組織の多能効果とチーム運営のメリット・デメリット
組織運営において、多能工化が進むことで1人が複数のスキルを持ち、チーム全体が様々な業務をカバーできる体制を整えることができる。一方で、この体制にはメリットとデメリットがあり、役割分担を明確にすることで効率化が図れる場合もあれば、負担が増えて非効率になるケースもある。多能工化の進行は、企業ごとに違った最適解があり、常に試行錯誤が必要とされる。
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RPA導入による業務自動化の実際と課題
浅山さんの会社では、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を導入して、PDF書類の整理や顧客へのメール送付といった単純作業を自動化している。導入により作業量が劇的に減り、効率化が進む一方、途中でエラーが発生することもあり、完全な自動化には課題が残る。特にフォーマットの違いによるエラー対応など、まだ試行錯誤が必要な部分も多い。
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AIとChatGPT導入による効率化の進展
二宮さんの会社では、AIとChatGPTを活用して動画の要約やタイトル作成などを自動化。以前は1時間以上かかっていた作業が、数秒で完了するようになり、大幅に効率化が進んでいる。しかし、字幕の自動生成など、精度が低い部分もあり、最終的に人の手が必要な場面もあるため、さらなる技術の進化や運用方法の改善が求められている。
- 浅山:おはようございます。エフピオ浅山の運がいいラヂオ、スタートです。
- 二宮:おはようございます、浅山さん。リクライブの二宮です。
- 浅山:おはようございます。今日もよろしくお願いします。前回は前向きな話でよかったですね。
- 二宮:そうですね。明るい話で、すごく良かったです。今回はどんな話をしましょうか?
- 浅山:今回はね、実はネタがないんですよ。だから、二宮さんから何かネタを出してくれたらなと思って。
- 二宮:僕がネタを? なんか僕のラジオになっちゃわないですかね(笑)。
- 浅山:いやいや、大丈夫ですよ。二宮さんの話を楽しみにしているリスナーもきっといますよ。
- 二宮:そうですかね。でも実は、僕が一番のリスナーなんですよ。このラジオ、毎回聞いてますから。
- 浅山:ほんとですか? ありがたいですね。そう言ってもらえると嬉しいです。
- 二宮:ありがとうございます。じゃあ今日は、最近の僕の話をしようかなと思います。実は、6月からうちの組織体制をガラッと変えたんです。
- 浅山:おお、すごいですね。どういう風に変えたんですか?
- 二宮:今までは、営業が契約を取った後、ディレクターに引き継いで、ディレクターがやり取りをして、さらに編集チームに渡すっていうピラミッド構造でやってたんですけど、それを全部一人でやるようにしたんですよ。つまり、営業から最後の編集までを一人のディレクターが担当するっていう縦割りの形に変えたんです。
- 浅山:なるほど、今までは役割が分かれてたのを、一人で全部やるようにしたってことですね。それでどうですか? やりやすくなったんですか?
- 二宮:やりやすくなった部分もあれば、大変になった部分もありますね。まず、教育が大変になりました。ディレクターはすべてをやり取りしなければいけないので、新人には「こうやってメールを書くんだよ」とか、一から細かく教える必要があります。その一方で、仕事を完結できるから連携はすごくスムーズになりました。お客さんとのバトンタッチがなくなったので、プロジェクト全体を把握できるんです。
- 浅山:それは大きな変化ですね。でも、一人で全部やると、負担も増えますよね?
- 二宮:そうなんですよ。結局、一人でいろいろ考えながらやることになるので、効率が悪くなる場面もあります。動かしていない時間が生まれてしまうこともあるので、そこは課題ですね。それで、ついにChatGPTを本格導入することにしたんです。
- 浅山:おお、ついに導入ですか! どんな感じで使ってるんですか?
- 二宮:例えば、動画ができたらChatGPTに要約させて、その内容をもとにタイトルやサムネイルの文章を作るんです。以前は、ディレクターが一から全部考えて作っていたんですが、今はもう数秒で出来上がります。1時間かけて考えた文章も、今は3秒で生成できるんですよ。しかも、クオリティもそんなに変わらないので。
- 浅山:それはすごいですね。だいぶ効率が上がってますね。
- 二宮:そうなんです。タイトルを作るのも、動画の概要を300字程度にまとめるのも、全部自動でやってくれるので、めちゃくちゃ時間が節約できます。今では、ディレクターが考えて脳みそフル回転させることが、ほとんど不要になりました。
- 浅山:本当に便利ですよね。うちも最近ChatGPTを契約したんですけど、まだあまり使いこなせてなくて…。どうですか、使ってみた感想は?
- 二宮:うちはもうかなり活用してますね。特にタイトルやサムネイル作成の部分では大活躍です。これまでディレクターが手作業でやっていたことが、今では一瞬でできるので、効率が劇的に上がりました。
- 浅山:そうなんですね。うちも使っていかないといけないですね。うちは今、RPAを使っていて、いろいろな業務を自動化してるんですよ。
- 二宮:RPAも導入してるんですか? すごいですね。どんな業務を自動化してるんですか?
- 浅山:例えば、役所に電子申請をすると、その後に返ってくる書類がPDFで送られてくるんですけど、それを顧客のフォルダーに自動で格納したり、リネームしたりして、メールでお客様に送る作業を自動化してます。すごく単純な作業なんですが、量が多いので、手作業だと結構時間がかかるんですよ。
- 二宮:ああ、それはわかります。単純作業って、意外と時間を取られますもんね。
- 浅山:そうなんですよ。で、先月パートさんがその作業をやってくれてたんですけど、発表で「先月だけで1000件以上の書類が処理されました」って言われて、びっくりしました。20営業日で1000件って、かなりの量ですよね。それを全部人がやってたら相当な時間がかかるし、1人に負担が集中しちゃう。
- 二宮:それをRPAで自動化してるってことですよね? でも途中でエラーが出たりとかしませんか?
- 浅山:うん、やっぱりね、途中でうまくいかなくなることもありますよ。たとえばフォーマットがちょっとでも違ったりすると、RPAがうまく作業を進められなくて、そのときは手で直さなきゃいけなかったりします。でも、それでもかなり作業が楽になったことは確かです。
- 二宮:それは大きいですね。やっぱり、そういう自動化は必要ですね。うちでも今後、RPAを入れていくべきだと思ってます。
- 浅山:うん、ぜひやってみてください。最初は試行錯誤ですけど、やり始めると本当に効率が上がりますよ。
- 二宮:そうですね。うちも考えていかないと。
- 浅山:リクライブさんはRPAをつかってます?
- 二宮:うちは制作系の仕事が多いので、感情とかクリエイティブな部分にはRPAをどう活かすかっていうのがまだ難しい部分がありますね。
- 浅山:なるほどね。で、今はどんな感じでAIを使ってるんですか?
- 二宮:唯一、今のところ使ってるのは字幕を自動で起こすツールですね。でも、まだ精度が悪くて、名前を間違えたり文脈がちょっとおかしくなったりして、結局は人がチェックして修正する必要があります。なので、その部分ではまだ「これからだな」という印象です。
- 浅山:字幕の自動生成はまだ難しいんだね。最終的にはやっぱり人の手で直さなきゃいけない部分が残ると、効率化って感じにはなりにくいよね。
- 二宮:そうですね。でも、タイトル作成とか記事起こしなんかは、AIを使うことでかなり効率が上がりました。動画を記事化する作業なんか、全部手作業でやると半日以上かかるところが、今では数秒で要約してくれるので、すごく楽になりました。
- 浅山:それはすごいね。まずはそういう細かいところから効率化を進めていくのがいいかもしれないね。
- 二宮:そうですね。
- 浅山:やっぱり使い方を工夫しながら、できるところから進めていくのが大事だね。あと、喋った内容をそのままマニュアル化したり、マニュアルを一つの形式に統一したりする作業もAIでやれたらいいなと思ってます。
- 二宮:それも良さそうですね。AIで少しでも時間が短縮できたらかなり助かりますね。
- 浅山:うん、そうですね。いろいろと使い道はあるんですが、やっぱりそれを考える専任の人がいないと、進みが遅くなっちゃいますね。どうしても、今の業務をこなしながらだと難しい部分が出てきます。
- 二宮:そう思います。そういうのを専門にやる人が増えると、もっと効率的に進められるんじゃないかなって思いますね。
- 浅山:うん、そうだね。これからはそういうスキルが求められてくるだろうね。
- 二宮:ところで、iPhoneもついにAIを搭載するって知ってました?
- 浅山:えっ、iPhoneもついにAIを?それは知らなかった。
- 二宮:Google PixelとかはもうすでにAIが進んでて、デバイス自体にAIが組み込まれてるんですけど、iPhoneはまだ導入されてなかったんですよね。でも、ついにiPhone 16からAIが搭載されることになったらしくて、これでまた一気に進化するんじゃないかと。
- 浅山:そうなんだ。それは楽しみだね。iPhoneもどんどん進化していくね。
- 二宮:はい。これでさらに効率的な作業ができるようになると思います。いろいろなデバイスにAIが搭載されるようになれば、業務効率が大きく変わってくるでしょうね。
- 浅山:うん、本当に時代はどんどん進んでいくね。僕らもその波に乗り遅れないようにしないと。
- 二宮:そうですね。僕たちの業界でもAIの活用がこれからもっと進んでいくと思いますし、早めに対応していかないといけないですね。
- そういえば、北海道もついにChatGPTを導入するらしいんだよ。
- 浅山:え、北海道が?
- 二宮:北海道が。ニュースで見たんだけど、ついにチャットGPTを導入するってことが決まったらしいです。どうやって使うかはまだ詳しくわからないんだけど、公共機関でもAIが使われ始めるってことだね。
- 浅山:それはすごいね。行政でもAIが使われる時代が来るんですね。
- 浅山:そうなんだよね、本当にね。ここからどんどん変わっていくよね。
- 二宮:そうですね。これからの1年、2年でいろいろ変わっていくんじゃないかと思いますね。自分たちもその波に乗り遅れないようにしないといけませんね。
- 浅山:うん、そうだね。最初の話に戻るけど、それぞれが役割ごとに仕事をしてるじゃない? で、横割りか縦割りかはわからないけど、いろんな仕事をやってもらうってことだよね?
- 二宮:そうです。で、うちでも人が増えて、以前は役割で分けていたものを、今は会社ごとに担当を持って、チームとしての「多能効果」を進めています。去年から始めたんですけど、まだ1年半くらいですかね。
- 浅山:なるほど、じゃあこれからどうしていくかって話になるよね。やっぱりメリットとデメリットがあるからね。昔、正犯分立っていう話をしたことあるけど、作業の部分と営業、品質管理の部分をどう分けるかっていうのは常に考えていかないといけないよね。
- 二宮:そうなんですよね。やっぱり戻ってきたり、また行ったり来たりするんですよね。
- 浅山:そうそう、行ったり来たりだよね。作業の部分はAI化やRPAに任せたり、変えていったりするけど、その時々によって変わってくるし、正解ってないよね。ほんとに。
- 二宮:そうですね。多分、フェーズによってまた変わるんだろうなと思いますね。その時その時の最適解を見つけていくしかないです。
- 浅山:うん、まさにそうなんだよね。まあ、そんな感じでございます。今日は僕、たくさん話しちゃったんですけど、実はラジオを始める前に「今日は話すことが2つある」って言ってたんだけど、1つしか話せなかったね(笑)。
- 二宮:そうですね(笑)。でも、組織の体制変更の話と、AIの話を混ぜて話せたんで、結果的には両方話せたんじゃないですか?
- 浅山:ああ、そうなんだ。じゃあ、結果的に両方カバーできたんだね。良かった、良かった(笑)。
- 二宮:はい(笑)。またいろいろ教えてくださいね。なんか、このラジオを借りて僕が浅山さんに相談しているみたいになっちゃってるんで。
- 浅山:いやいや、全然そんなことないよ。むしろ僕もいろいろ勉強になるから。ありがとうね。
- 二宮:こちらこそ、ありがとうございます。じゃあ、また来週ですね。
- 浅山:そうだね、また来週。で、ラジオを聞いている皆さん、どうでしょうかね? ぜひ、みなさんの会社や組織で「こうやってるよ」って情報があったら教えてもらいたいですね。
- 二宮:そうですね。皆さん、お願いします。ぜひ情報をお寄せください。
- 浅山:これってさ、みんなで共有した方が絶対にいいよね。なんか、競争とかそういう感じじゃないから、みんなで仲良くやっていきたいと思うんだよね。
- 二宮:はい、僕もそう思います。
- 浅山:ということで、皆さん、そろそろ締めますね。
- 二宮:はい、閉めましょう。
- 浅山:では、みなさん、いってらっしゃい!
- 二宮:いってらっしゃい!