
話し手
浅山先生
社会保険労務士/エフピオ代表
慶應義塾大学法学部卒業。1995年11月1日に前身となる浅山社会保険労務士事務所設立。その後2020年10月28日に社会保険労務士法人エフピオを設立。

聞き手
リクライブ二宮
リクライブ編集長
「台本なし一発撮り」でつくる採用広報コンテンツ制作『リクライブ®』編集長・デザイナー。
- 目次
- 「オエオエとまなぼ」・採用サイト制作の背景
- 先輩からの一通のメールと気づき
- 弁護士から教わった著作権と人格権
- 西荻窪での対面と話せなかったこと
- 言えなかった想いを電車の中でメールに
- 採用サイトへの肯定と課題の指摘
- 事務所移転と契約書の落とし穴
- 二宮さんとの契約トークが今につながる
- 注文書の裏面の“罠”と盲点
- 想像力と支えてくれる人たちへの感謝
「オエオエとまなぼ」・採用サイト制作の背景
おはようございます。エフピオ浅山の「運がいいラヂオ」スタートです。
エフピオチャンネルで「オエオエとまなぼ」ていうYouTubeシリーズを公開していて、カードも作ったりしてるんだけど、「スマホ見ない人には、もう奪って登録させたい!」ってくらい拡散に熱が入ってるんだよね。
それで、コーポレートサイトとは別に採用サイトを独立させることにしたんだけど、以前の採用ページで使用していたテキストや写真データを一部流用したことで、「著作権」というテーマが急浮上してきたんです。今までは他人事だった著作権が、一気に“自分ごと”になった瞬間でした。
先輩からの一通のメールと気づき
採用サイトを制作したことについて、前の採用ページを作ってくれた前職時代の先輩から、「そういうの作るなら事前に教えてほしかったな」とメールが届いて。それで「あ、これって著作権の問題なんだな」と気づいたんだ。
直接クレームを言われたわけじゃないんだけど、人間関係が良好だからこそ、むしろしっかり向き合いたいと思って、西荻窪まで直接謝りに行くことにしました。
弁護士から教わった著作権と人格権
謝罪の前に顧問弁護士のところに立ち寄って、著作権と著作者人格権についてレクチャーを受けたりして。
「ロゴの色を変えたら人格権の侵害になるかも」「キャラクターの虹色を消したら、それも改変になる」と聞いてさ。
正直、これまで「著作権?知的財産?」くらいにしか思ってなかったから、これはちゃんと勉強しておかないといけないって思った。
西荻窪での対面と話せなかったこと
三鷹の手前にある西荻窪まで訪ねて、先輩と直接会って話してきたけど。言いたいこと全部言えたかと言えば、実はそうじゃなくて、いろんな思い出話が出てきて、当時の取材のこととか「誰々くん今どうしてる?」みたいな流れになったり。
日常的に会ってる二宮さんとは違って、その先輩は年に2〜3回の非日常の関係だから、かえって言いづらい空気になってしまって、「これからのこと」はその場では伝えきれなかった。
言えなかった想いを電車の中でメールに
帰りの電車の中で、「このままじゃダメだ」と思ってメールを打ち込んで。「これからこういうことを考えていて、その中で今回はこうなりました」「ごめんなさい」と自分の想いをしっかり綴って送ってさ。
翌朝、ドキドキしながらメールを開いたら「残念ではあるけど、あなたの決めたことなら仕方ない。了解しました」と返ってきて、心からホッとしました。
採用サイトへの肯定と課題の指摘
先輩から「採用サイトはエフピオらしくて、すごくいい」「あれで全然OK」と言ってもらえたけど、「ただし、コーポレートサイトは信頼性も必要だから、そこは気をつけてね」とも言われました。
たしかに採用サイトは自由に作ってるけど、会社の顔であるコーポレートサイトは、ちゃんとした印象も大事にしなきゃいけないというバランス感覚を改めて意識したよ。
事務所移転と契約書の落とし穴
ちょうど今、事務所移転を検討していて、契約書を見直していたら、4階と5階で契約の内容が違っていたことに驚いたんだけど。
特に「現状復帰」に関する記載が、以前の契約にはなくて、「何年経っても修繕費請求される可能性あるよな…」とゾッとした。
契約した当初はテンション上がってるから細かいとこ見てないし、今回みたいに後から気づくとリスクが大きすぎる。
二宮さんとの契約トークが今につながる
二宮さんが前に話してた、「リクライブがライブ配信から制作事業に転換した時に契約書を全部作り直した」っていうエピソードを思い出してさ。
あの時、「毎週のように弁護士とやり取りしてた」って言ってて、あれはほんとに大事な対応だったんだなと改めて納得したよ。契約は最初の設計が全てだと思い知らされた。
注文書の裏面の“罠”と盲点
弁護士と一緒に注文書の裏面を確認したら、著作権譲渡の一文があって、「ああ、これで安心だな」と思った。でも、全ての案件にその裏面があるわけじゃないらしくて、「トラブルが起きそうな案件や金額の大きい案件にだけ付けてる」と聞いて、背筋が伸びたよ。
しかも人格権の不行使については記載がなくて、「手を加える可能性があるなら、それも契約に入れておくべきだった」と大いに反省したね。
想像力と支えてくれる人たちへの感謝
今回の一件で「想像力の欠如」が一番の反省点だった。契約って、ルールの話だけじゃなくて、人の気持ちの話でもあるから。怒られたわけでも責められたわけでもないのに、ちゃんと支えてくれた先輩がいた。「見えないところで支えてくれてる人がいる」っていう事実に触れて、帰り道、ちょっと幸せな気持ちで電車に揺られてました。
これからもこういう“気づき”を忘れずに、エフピオらしい仕事をしていきたいと思います。皆さんも身の回りに気づいたら、こんな問題あるなとかあるかもしれないけど、へこたれずにいきましょう。
それでは、今日も元気にいってらっしゃい!

「エフピオ浅山の運がいいラヂオ」は、社会保険労務士法人エフピオの代表浅山がお届けするおめでたい雰囲気のPodcast番組。浅山がエフピオのことや日々の考え、思いをありのまま話したり、たまにはスペシャルなゲストを招き、エフピオを深掘りしていきます。