話し手
陳さん
業務推進チーム
みんな明るいですよね。本当に。ラジオを聞いていても笑顔のランキングとか、ほっこりランキングとか出てきますけど、みんな素敵で。
聞き手
服部 弓佳莉
経営管理
そうですね皆素敵で。明るいし、人のいいところに目を向けてくれる人たちがたくさんいて。それが会社の雰囲気の良さにつながっているのかなと思っています。
- 目次
- 入社1年、陳さんの“日常と子育て”の話
- 外国語習得は“耳づくり”から始まった
- 日本に来て気づいた“言葉だけじゃない壁”
- 年に一度のバーベキューと、本格燻製と、ぬか漬けの世界
- 社内の“ギャップがかわいい人”ランキング
- 次回ゲスト:川村さんに聞きたい“ほっとした話”
入社1年、陳さんの“日常と子育て”の話
陳:エフなピーポーwith服部。この番組はエフピオで働く社員がMCとなり、ぶつけ本番でリアな声をお届けします。今回のパーソナリティは業務推進チームの陳が務めます。
服部:お相手はエフピオの服部です。よろしくお願いします。
陳:よろしくお願いします。
服部:ようこそお越しくださいました。
陳:ありがとうございます。
服部:陳さんは去年の8月に入社でしたよね。
陳:そうですね。
服部:1年と3ヶ月くらい経ちましたね。早かったですよね。
陳:早かったです。本当に早かったです。
服部:そういえばこの前、私、自転車に乗っている陳さんを見かけました。
陳:ああ、そうなんですね。たまたまお祭りを見に行ったところで、幼稚園のママ友と子どもを迎えに行った後に、千葉神社でお祭りがあると聞いて行ってみたんです。すごく混んでました。
服部:お祭り好きなんですか。
陳:好きですね。いろんなお祭りに行きます。
服部:お子さんは今何歳でしたっけ。
陳:4歳です。今月で5歳になります。
服部:じゃあ小学校は再来年ですね。
陳:はい、そうですね。
外国語習得は“耳づくり”から始まった
服部:ではコーナーに行きたいと思います。コーナー「バトンto YOU」。前回、大家さんから頂いた質問で、陳さんにぜひ聞きたいとあった「第2外国語習得のコツ」を教えてほしい、という内容でした。陳さんすごいですよね。
陳:いや、日本は長いんです。
服部:長いんですか。
陳:長いです。今年15年になりました。途中で3年くらい日本を離れた時期があったんですけれども、通算して15年です。
服部:すごい。
陳:第2外国語の習得のコツですね。みんな外国語を勉強するとなると、文法とか単語から入ると思うんですけど、私はそういうのが苦手で、本当に暗記するのが得意じゃないんです。
大学の時、日本語を勉強するために日本語学科で五十音から勉強し始めたんですけど、その時からずっと字幕付きのドラマとかアニメとかバラエティとか、いろんな番組を探して、ずっと見てました。
服部:うんうん。
陳:当時は中国でインターネットやパソコンがそんなに普及している時代じゃなかったんですけど、親が奮発してパソコンを買ってくれて。クラスでも2人くらいしか持ってなかったんですけど、とにかく毎日コナンばっかり見てました。
服部:ああ、でもいいですねそれ。
陳:多分それのおかげで耳が育ったというか、他の同級生より聞き取りができていた感じです。
日本語能力試験の時も、みんな満点100点のリスニングで20〜30点しか取れなかったんですが、私はなぜかリスニングだけ70点80点くらい取れて、それがすごくプラスになって、一発合格みたいな感じだったんです。
服部:へえ。
陳:やっぱり環境が大事なのかなと思います。外国語の習得には最低2000時間のインプットが必要と言われていますよね。
最近は子どもが2歳半まで中国にいたんですけど、その時は中国語しか喋れなかったんですが、日本に戻ってきて、最初は家で日本語で声掛けしても全然日本語が出てこなくて。
でも幼稚園に入って、1〜2ヶ月で耳が慣れて、急に日本語がペラペラ喋れるようになって。
服部:すごいですね。
陳:もちろん子どもと大人では吸収の仕方が違うんですけど、大人でも最低限のインプットがないと難しいのかなと。文法を覚えるよりは、たくさんインプットした方がいいと思います。
文法だけ覚えると、喋る時に考えちゃうんですよね。例えば「買い物」「買います」を動詞で覚えると、買います?買わます?どっちだっけ、みたいになる。
その変換が苦手なので、いっぱい聞いていたら喋る時に何も考えずに出てくるようになる、そんな感じです。
服部:うんうん。
陳:大学ですごく勉強したんですけど、ちょうど今年のゴールデンウィークに帰省した時、大学の卒業論文が出てきて読んだら、文法がいっぱい間違っていて。
日本に来て、環境に置かれて得られたものの方が大きいんだなと改めて感じました。日本に来てから改めて単語覚えたり文法を勉強したりはしてないんです。
服部:へえ。
陳:でもその時は文法のこともよく分からなかったんだなと思って。だからコツといっても、あまり参考にならないかもしれないんですけど、私は子どもにも毎日最低30分くらいは英語のYouTubeを見せたりして耳を慣らすようにしています。
服部:すごいですね。そもそも陳さんが大学で日本語学科に行こうと思ったきっかけって何だったんですか。
陳:これ面接の時も聞かれたんですけど、みんなは「アニメが好き」「日本が好き」みたいな立派な理由が多いんですが、私はただ入学前に中国で韓国ドラマのブームが流行っていて、本当は韓国語学科に行きたかったんです。
でも大学に韓国語学科がなくて。他の大学にも行けたんですけど、どこに行きたいとかあまり考えてなくて、親が「近いところがいいよ」と言ったので。それに親戚のお兄さんが研修生として日本に来ていたので、日本語でもいいかなという感じの理由でした。
服部:でもそこで日本語学科に行ってなかったら、陳さん今ここにいないかもしれないですね。
陳:いないですよね。本当に。日本語しかなかったのが逆に良かったです。
服部:そこから日本語学科で勉強して、日本に来るってなったのはいつだったんですか。
陳:もう本当に大学卒業して就職する時です。せっかく日本語を勉強したので、日本語を使う仕事がしたかったんですね。
いろんな面接に行ったんですけど、その時ちょっと衝撃を受けたのが、日本語専門じゃないのに日本で半年くらい生活して戻った人がいて、その人が面接会場で日本語ペラペラだったんです。
服部:ええ、半年なのに?
陳:そうなんです。私たちは4年間ずっと日本語の勉強をしてきたのに、面接で全然答えられなくて。それが衝撃で「これは行かないと」と思ったんです。
服部:その気持ちすごいですね。
日本に来て気づいた“言葉だけじゃない壁”
陳:もう中国で就職する予定だったんですけど、日本に行きたいなと思うようになって。本当の最初は韓国語を習いたいって言ってたのがきっかけだったんですけど、その後は日本語がすごく好きになりました。
今は中国より日本が好きなくらいです。
服部:住み心地いいですか、日本は。
陳:全然いいですね。最初に来た時と比べて、外国人に対する理解が増えたと思います。最近は外国人も増えてきて、普通になってきてますよね。
服部:確かに。
陳:本当に来た頃は外国人が少なくて、いろんな人にかわいがられるというか、めずらしい感じで声を掛けられたりして。でもそのおかげで日本語が喋れるようになったので、ありがたかったですね。
服部:すごいですね。
陳:私はドラマとかバラエティとか音から覚えるタイプなので、外で喋る時もたまに夫の会社の上司と飲み会に行くと、ため口になっちゃうことが多かったみたいで。一応上司なので気をつけましょうと言われました。
服部:ご主人は日本人ですか。
陳:日本人です。はい。
服部:ご主人と話す時は日本語ですか。
陳:日本語ですね。主人は一応HSKみたいな2級までは取ってるんですけど、中国にも3年間仕事で滞在していて、でも喋ってくれないんですよね。基本は日本語です。
服部:じゃあお子さんも家では日本語ですか。
陳:日本語ですね。もう中国語は忘れちゃってます。「中国語はやだ」って言います。
服部:日本語に馴染んじゃったんですね。
陳:最近、中国人の子どもと知り合って、たまに週末一緒に遊ぶんですけど、その子と一緒にいると中国語モードになるんです。今日は中国語モードです、って感じで。
その子は最初中国語しか喋れなかったんですけど、最近は日本語も上手になってきていて。でも会うと中国語になります。
服部:すごいですね。
陳:でも本当に、2つの言葉が喋れるのはいいんですけど、逆に私は言葉しかできないんですよ。他にスキルがないので、日本で就職しようと思っても、いくら日本語が流暢でも日本人にはかなわないじゃないですか。
だから余計に「どうしよう、どうしよう」って思った時期はありました。
服部:でも陳さん、給与計算検定も受けて、この前合格しましたよね。テキスト全部日本語で大変じゃなかったですか。
陳:漢字なので、読んで意味は入ってくるんです。でも自分から喋り出すのは何回も繰り返さないと難しいですね。インプットは得意なんですけど、アウトプットがちょっと苦手で。
読むと分かるんですけど、自分が喋ると難しいというか。
服部:給与計算の問題って、日本語でもややこしいじゃないですか。間違ってるものを選ぶとか。
陳:そうですね。でも意外と理解はできていたので、そこは大丈夫でした。たまに日本語でどっちの意味だろうって悩む時はありますけど、漢字を読むのは得意かもしれないです。
中国は幼い頃から漢字なので、日本人より有利だと思います。
服部:確かに。
陳:他の国の方と比べたら全然楽だと思います。
年に一度のバーベキューと、本格燻製と、ぬか漬けの世界
陳:ではコーナーに行きたいと思います。コーナー「ちょっと聞いてくださいよ」。このコーナーは、ゲストMCの方がこれだけは人より語れるというものを持ち込み、誰にも分からないにっちなトークを展開していくコーナーです。
服部:はい。
陳:これだけは人より語れる、というほどではないんですけど、バーベキューが好きでして。キャンプじゃなくて、バーベキューが好きなんです。
ずっと10年くらい前から、燻製を年に1回だけ作っていたり、最近は日本の伝統のぬか漬けが気になってきていて。どっちも初心者なんですけど。
服部:バーベキューってどこでやるんですか。
陳:最初にデートで行ったバーベキュー場が川の近くで、石を積んで網を置くシンプルなところだったんです。
その時、川が流れていてマイナスイオンを感じながらお肉を焼いて食べるのがすごく良くて、それがきっかけで好きになりました。以前は神奈川と静岡に住んだことがあって、どちらも川が綺麗で、あまり人が来ないバーベキューできる場所があったので、山の中に行って毎年1回やっていました。
服部:年に1回の楽しみなんですね。
陳:そうなんです。年に1回の楽しみなんですけど、コロナ禍で中国に戻ってしばらくできなくて、戻ってきたら千葉にあまり川が綺麗で人混みじゃない場所がなくて。まだ見つけられてないんです。
キャンプ場の近くに川がある、みたいな場所はあるんですけど、本当に川のそばでやりたいので、千葉ではまだ見つけてなくて。
服部:確かに千葉は川が少ないですよね。
陳:そうなんですよね。秋川渓谷とか人気ですけど、すごく混んでるらしくて。
服部:千葉は紅葉も他の地域より少し遅くて、今が見頃だから余計混んでるみたいで。他の県で川とか山のところでバーベキューするのは、熊が怖いじゃないですか。
陳:なので今年は紅葉は千葉県で済ませました。
服部:燻製はやるんですか。
陳:やります。結婚直後に仕事を辞めて、少し何もしていない時期があったんですけど、テレビ番組か何かで燻製を見て、やってみたいと思ったのがきっかけです。
本当に家でも手軽にできる方法はあるんですけど、換気とか警報機が鳴っちゃうので、ベランダでやるのも近所迷惑になるので、バーベキュー場でしかできないですね。
服部:ベーコン作ったんですか。
陳:作りました。最初にベーコンを作ったんですけど、すごい時間かかるんですよ。塩漬けから乾燥まで前工程が何日も必要で。でもそのベーコンがすごくおいしくて、それ以来市販のベーコンを買ったことないです。
服部:ええ!すごいですね。
陳:年に2回くらいしかできないんですけど、本当に味が全然違うんですよ。頑張って作った分だけおいしいのもありますけど。
服部:ぬか漬けもやってるんですか。
陳:やってます。和食屋さんで出てくる漬物がいつもおいしいと思って、勝手に全部ぬか漬けだと思い込んで、自分でもやってみたいと思って。
今はカブとかキュウリとか大根とか、ポピュラーなものを漬けています。葉っぱが好きで、大根やカブの葉っぱのぬか漬けがおいしいんです。
服部:へえ、葉っぱおいしいんですね。
陳:おいしいんですよ。最初の頃は2回失敗して、混ぜるタイミングを間違えて上にカビが生えちゃって。でもその後もう1回作り直して、今は冷蔵庫で育てているので、毎日混ぜなくても大丈夫なんです。
自分で作ると塩分の調整もできるし、葉物のぬか漬けは外だとあまり食べられないので、そこがいいですね。
服部:卵とかチーズの燻製もおいしそうですね。
陳:おいしいですよ。卵は特においしいです。他の燻製は簡単にできるものが多いので、チャレンジしやすいと思います。
服部:すごいですね。継続してるのも。
陳:毎年またどこか場所を探して、燻製やろうってなるんですけど、今年もまた探してます。
社内の“ギャップがかわいい人”ランキング
服部:では次のコーナーに行きたいと思います。
陳:コーナー「勝手に社内ランキング」。
服部: このコーナーは、独断と偏見で、ちょっぴり愛を込めて社内のあれこれをランキング形式で紹介していくコーナーです。
陳:私は入社前にエフピオのことをいろいろ調べていて、ホームページも拝見していました。その時、社員紹介のページがあって、どんな人が働いてるのかなというのが応募のきっかけにもなったんです。
今は会社のホームページもどんどんリニューアルされていて、新しいページも増えて、社内報も作っていただいて、そういうのを見ているうちに、なんかみんなの写真が気になってきたんですよね。
服部:うんうん。
陳:いつも持っているイメージと違うなと思ったり、違う一面が見えて、仕事している時と色が違うというか。遊び心を持って撮っている写真が多くて、面白いなと思って。そこで私が気になった写真をランキングにしてきました。
服部:お願いします。
陳:まず1人目は平塚さんです。たまたまホームページで見ていて、平塚さんが鳥が好きっていうのをラジオでお話しされていましたよね。その鳥のポーズで写真を撮っているのが面白くて、かわいいなと思って。
最近の求人ページでも鳥のポーズで撮っていて、本当にかわいいと思ってます。
服部:かわいいですよね。
陳:2人目は鈴木さんです。
服部:鈴木大志さんですね。
陳:はい。鈴木さんといえば、みんな鍛えてるイメージがありますよね。ホームページをリニューアルされる時に、トレーニングの大会のポーズで写真を撮っていて、あのマッチョなポーズが面白くて。
本当に筋トレが好きなんだなってすぐ伝わってきました。
服部:あの撮影、私横で見てたんですけど楽しかったですよ。
陳:それが伝わってきます。そして3人目は、最近入社された経営管理チームの中山さんです。
まだホームページには出てないんですけど、社内報に先月載っていて、逆手でピースをしている姿が、私が感じている中山さんと少しギャップがあって、逆に面白いなと思って。あまり喋ったこともなくて、どんな人かまだ分からないんですけど、なんかかわいいなと思ってます。スノーボードが好きっていうのも社内報で知って、面白いなと。
服部:確かにギャップありますよね。
陳:みんな明るいですよね。本当に。ラジオを聞いていても笑顔のランキングとか、ほっこりランキングとか出てきますけど、みんな素敵で。
服部:そうですね皆素敵で。明るいし、人のいいところに目を向けてくれる人たちがたくさんいて。それが会社の雰囲気の良さにつながっているのかなと思っています。
陳:毎日楽しいです。
服部:それが聞けて嬉しいです。
陳:ありがとうございます。
次回ゲスト:川村さんに聞きたい“ほっとした話”
服部:ではそろそろ、次回のゲストを紹介していただいてもよろしいでしょうか。
陳:はい。業推品質管理チームより川村さんにお越しいただきます。
服部:川村さん。
陳:そうですね。さっきも名前が出ましたが、川村さんとは、たまにお仕事の依頼でお話しする機会があります。あまりたくさんお話ししたことはないんですけれども、いつも穏やかで、ほっとさせられるような雰囲気があって、本当に頼れる先輩だなと思っています。
服部:うんうん。
陳:そんな川村さんに聞きたいことですが、これまでで一番ほっとしたエピソードがあれば、お聞きしたいです。
服部:川村さんの“ほっとしたエピソード”ですね。
陳:はい。お願いします。
服部:ではそろそろおしまいにしていきたいと思います。
陳:はい。という事で今回MCを務めたのは、業務推進チームの陳と
服部:服部でした。次回もお楽しみに。
服部&陳:バイバーイ!