話し手

浅山先生

社会保険労務士/エフピオ代表

慶應義塾大学法学部卒業。1995年11月1日に前身となる浅山社会保険労務士事務所設立。その後2020年10月28日に社会保険労務士法人エフピオを設立。

聞き手

リクライブ二宮

リクライブ編集長

「台本なし一発撮り」でつくる採用広報コンテンツ制作『リクライブ®』編集長・デザイナー。

マラソンと膝の話

去年の10月からマラソンを始めて、ちょうど1年くらい経ちました。この時期に大会があってさ、去年と同じように今度は逆の膝が痛くなってしまって、正直あまり走れていない状態なんだよね。
調べてみると、もも裏の筋肉が弱いと膝に負担がかかるらしくてさ、今はそこを鍛えながら、12月はタイムを気にせず完走を目標にしてるよ。
いつまで続けるのかと聞かれるとさ、まだ始めたばかりなので分からないね。走れなくなるまでって感じですかね。

昼休みに事務所前のチョコザップで10分ほど歩いたりもしていてさ、スーツのまま汗をかいたりもしてます。もちろんジャケットは脱ぐよ!

すみっこ相談室と、今回のお便り

ここからはコーナー「すみっこ相談室」です。
仕事のことでも、日常のことでも、何でも送ってもらっていいお便りコーナーです。
今回のお便りは、月見大福さんからです。

「現在、反抗期まっただ中の娘と向き合い、毎日のように衝突しています。
反抗期が来たら受け止めようと思っていましたが、いざ本番になると消耗戦です。
浅山先生は、お子さんの反抗期にどう向き合い、どう乗り越えましたか。
可能であれば、社内の先輩ママ・パパさん達の体験談も聞いてみたいです。」

という内容でした。

正直に言うと、僕は語れる立場じゃない

反抗期の話なんだけど、正直言うとね、僕はあまりちゃんと向き合ってこなかったなと思っています。
子どもが3歳と1歳の頃に会社を辞めてさ、その時は子育てよりも「どうやって飯を食っていくか」で頭がいっぱいでさ。
反抗期があったのか、なかったのかも正直よく分からないんだよね。

今思えば、嫁さんに任せきりで、全然協力できていなかったなと思います。
だから「どうやって反抗期を乗り越えましたか」と聞かれると、乗り越えた記憶もないし、ちゃんと答えられる立場じゃないなと思ったよ。

独立後の子育てと、金安さんの体験談

その後、独立して少し余裕が出てきた頃なんだけど。
今度は急に子どもの勉強に興味を持ち始めて、小学校3年生か4年生くらいから塾に行かせてさ。
どうやったら成績が上がるか、レベルが上がるか、みたいにゲーム感覚で課題を与えてさ、終わるまで寝かせない、みたいなこともやってたね。
今思えば、かなりひどい親だったなと思う。

興味がなかったのに、急に管理し始めてさ、子どもを駒みたいに扱っていたなって。
その後も仕事が忙しくなって、家に帰らない生活になって、振り返るとぐちゃぐちゃだったね。
だから改めて、この質問は僕じゃなかったなと思ってね。

そこで今回は、僕の代わりに体験談を話してもらおうと思って、社内の先輩ママの金安さんに参加してもらったんだよね。
金安さんはお子さんが3人いて、反抗期も一通り経験されてたからね。

金安さんの話ではさ、3人の中で一番大変だったのは一番上の子だったみたいでね。
怒ると口をきかなくなって、平行線のまま喧嘩が続く。一番ひどかったのは中学から高校くらいで、言ってはいけないような言葉をお互いに言い合ったこともあったんだって。
金安さんは当時お子さんとの言い合いについて、今でもその時に言ってしまった言葉は後悔してるって話してくれたよ。

反抗期は続いていくもの

今はお子さんも大人になってさ、たまに衝突することはあっても、お互いに我慢できるようになったみたいでさ。
雰囲気で「今は触らない方がいいな」と分かるようにもなったんだってさ。

反抗期は、子どもの頃だけの話ではなくてね、大人になっても形を変えて続いていくものかもしれない、という話も印象的だったね。
下の2人のお子さんは、そこまで激しい反抗期はなかったみたい。
理由としては、上の子を見ていて「こうするとママは本気で怒るんだな」というのを空気で感じ取っていたんじゃないか、って話でした。

金安さんが助けられたと言っていたのが、実家の存在だったんだって。
ご主人は育児にあまり関われず、ほぼ一人で向き合っていた時期もあったけど、実家が近くて、母親に「そういう怒り方はしたらダメ」だとか「そういう時はちゃんと怒らないとだめでしょ」って怒られたり、助けてもらったりしながら何とかやってきたって話してくれたよ。

金安さんが大事にしていたのはさ『逃げないこと』と『嘘をつかないこと』ってこと。
どんなに怒ったり、感情的になっても、ダメなことはダメだと言い続ける。それをやめると、大人になってから本人が困ると思ったからっていう話でした。

みんな同じだよ、ひとりじゃないよ

僕自身の話なんだけど、親に言われた言葉でさ、今も覚えているものって、正直ほとんどないんだよね。
だからさ、何を言うかというより、距離感や関わり方の方が難しいんだなって、話しながら改めて思ったね。
話を聞いていて思ったのは、どこの家庭も裏では同じように大変なんだろうなってことだね。

外から見ると、うまくいっていそうに見えても、実際は衝突したり、後悔したりしながらやっている。
お便りをくれた月見大福さんが書いてくれてた「消耗戦」という言葉は、その通りだなと思ったよ。

今回の回答が、心強いものだったかどうかは分からないけど「みんな同じだよ」「あなた一人じゃないよ」ということが伝わってたらいいなと思っています。

ということで、今回はすみっこ相談室でした。
お便りありがとうございました。 社内の先輩ママさんとして、参加してくれた金安さんもありがとうございました。

それではみなさん、今日も元気にいってらっしゃい!

「エフピオ浅山の運がいいラヂオ」は、社会保険労務士法人エフピオの代表浅山がお届けするおめでたい雰囲気のPodcast番組。浅山がエフピオのことや日々の考え、思いをありのまま話したり、たまにはスペシャルなゲストを招き、エフピオを深掘りしていきます。

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