※こちらの記事は自動文字起こしを元に編集しているため誤字脱字はご了承ください
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リクルート事件とその後のキャリア
浅山さんが新入社員として働いていたリクルート時代に起こった「リクルート事件」について言及。事件後、会社は一度崩壊の危機を迎え、その後ダイエーに買収されることに。浅山さんは当時の経験を振り返りながら、30年以上経過した今もなお、退職後に再会した元同僚から聞いた当時の話に驚きや感慨を示し、キャリアの転機となった出来事を再考します。
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ラジオでの退職者登場に込めた意図
リクライブの二宮さんが、自社のラジオ番組で退職者のインタビューを放送したエピソードについて語ります。退職者を番組に呼ぶという勇気ある試みを通じて、会社が退職者をどう送り出すのか、また採用や人材育成に対する真摯な姿勢を伝えたいという意図が込められていました。浅山さんもこの試みを称賛し、自社でも取り入れたいと共感しました。
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採用活動における「会社のリアル」を伝える重要性
採用活動で大事なのは、会社の現実をしっかりと伝えることだと両者は語ります。ラジオやブログを通じて「数字を追いかける現実」や「仕事の厳しさ」を隠さず発信することで、入社後のミスマッチを防ぎ、長く働ける人材を見極めることができると意見を一致させました。浅山さんも、自社の採用活動における課題として「リアルな情報発信」の重要性を再認識します。
- 浅山:おはようございます!エフピオ浅山の「運がいいラヂオ」スタートです!
- 二宮:おはようございます、浅山さん。うまく始まりましたね。ありがとうございます。
- 浅山:おはようございます。今日もありがとうございます。なんだか今日は寒くて口が回らないよ。
- 二宮:本当ですね。寒さが厳しくなってきました。
- 浅山:そうだね。でも、楽しみに聴いてくれている方もいらっしゃるみたいで、ありがたいことだよね。
- 二宮:はい、嬉しい限りです。ただ、寒さのせいで喋りづらくなってしまって…夏の間も色々な事情があって大変でしたが、冬は冬でまた別の大変さがありますよね。
- 浅山:そうだよね。ちなみにそっちはどれくらい寒いの?
- 二宮:ああ、なんとマイナス15度です。
- 浅山:マイナス15度!?凍えちゃうね、それは。
- 二宮:そうなんですよ。昨日の夜、カフェラテを買って車に置いておいたら…完全にアイスカフェラテどころか、氷になってました。
- 浅山:氷って!どれくらい寒かったんだ?
- 二宮:マイナス7〜8度くらいまでは、いわゆる「シェイク」みたいな感じなんですが、マイナス15度になるともう完全にカチコチの氷です。
- 浅山:まるでマックシェイクみたいだね。
- 二宮:ええ、そうなんですよ。シェイクならまだしも、マイナス15度だと完全に凍っちゃって、ストローで吸っても何も出てこないんです。
- 浅山:すごい環境に住んでるんだね。寒くて大変そうだな。千葉に引っ越しておいでよ!
- 浅山:いやいや(笑)。機会があれば考えます。さて、今日もよろしくお願いします!
- 二宮:はい、よろしくお願いします。さて、特別な話題ってわけじゃないんですけど、最近のことを少し。年末が近づいてくると忘年会が増えてきますよね。
- 浅山:ああ、まだ忘年会のシーズンですね。先週も参加してきたんですけど、35年ぶり?いや、36年ぶりかな(笑)、昔のサラリーマン時代の友人と再会して、飲みに行ったんです。
- 二宮:そうなんですね。昔話に花が咲いたんですか?
- 浅山:そうそう、昔話でね。私、リクルートに勤めてた時代があって、その時にあったリクルート事件って覚えてます?
- 二宮:リクルート事件、聞いたことはありますけど、詳しくは知らないですね。
- 浅山:リクルートコスモスって会社が上場する時に、未公開株を政治家にばらまいて、それで手を回してもらったとか、そういう話です。まあ、会社としては一度潰れる寸前まで行ったんだけど、当時は新入社員だったから、なかなか直接関わることはなかったけどね。
- 二宮:そういう時代に新入社員だったんですね。
- 浅山:そうなんですよ。それから数年後に私はリクルートを退職したんですけど、退職後のことってあまり聞かなかったんですよね。だから、先週その友人と再会して、「あの後どうだったの?」って聞いてみたんですよ。そしたら、リクルートがダイエーに買収された話とか、その後リーマンショックがあって、大変だったっていう話を聞いてね。
- 二宮:ダイエーですか。今はもうダイエー自体が無くなってしまいましたよね。
- 浅山:そうそう、無くなっちゃいましたね。で、リクルートは当時、紙媒体の求人広告「リクルートブック」を使って採用支援をしていたんですけど、紙の求人媒体自体がどんどん効果が薄れていって、採用市場も落ち込んじゃってね。売るものが無くなってしまって、会社としてもかなり大変だったらしいんです。
- 二宮:紙媒体の衰退って、業界全体に大きな影響を与えましたよね。
- 浅山:そうなんですよ。で、その友人は人事部にいたんですけど、予算がほとんど付かなくなってしまって、結局、宣伝部に異動して、宣伝部でたっぷり予算をもらって何とかやりくりしてたっていう話を聞いてね。それがリクルートを退職した後の30数年ぶりに聞いた話だったんですよ。
- 二宮:なるほど、それは貴重な体験ですね。
- 浅山:そうそう、まさにそれでね。やっぱり自分がその時に辞めた理由って、本当は何だったんだろうなって、改めて思い返すきっかけになったんです。
- 浅山:この話、言っていいのか分かんないけど、二宮さんの「編集長ブログ」の話もね、少し触れていいですか?
- 二宮:あ、もちろんです!どうぞどうぞ(笑)。
- 浅山:いや、二宮さんとのやり取りをメッセンジャーでしてたんですけど、ある時、「あれ?このブログのエピソード無くなってるな」って思ったんですよ。退職者に関する話を扱ってたエピソードだったと思うんですけど、それが突然無くなっちゃってて。
- 二宮:ああ、あれは一時的に公開を停止したんですよ。
- 浅山:そうなんですか。あの回、すごく良かったと思うんだけどな〜。
- 二宮:ありがとうございます。でも、社内で指摘があったんですよ。「ちょっと恥ずかしい内容だぞ」って(笑)。それで一旦非公開にしたんですけどね。
- 浅山:ああ、そうだったんだ。あの退職の話が出てきて、すごく現実的だし、生々しい内容だったから、逆にリアリティがあって良かったと思いますけどね。
- 二宮:そう言っていただけると嬉しいです。でも、社内ではちょっと「お前、これはさすがに恥ずかしいぞ」って言われまして(笑)。
- 浅山:まあ、確かに正直過ぎる部分はあったかもしれないけど、経営者としては共感できる部分も多かったですよ。
- 二宮:ありがとうございます。でも、採用活動を考えると、やっぱり少し配慮が必要かもしれないですよね。応募者が見た時に「この会社、こんなに数字追いかけてるのか」って思われちゃうと、ちょっと過酷に見えちゃうかもしれませんし。
- 浅山:いやいや、過酷っていうよりも、むしろその方が現実的でいいと思いますよ。採用のミスマッチを防ぐためにも、会社の本音を見せるって大事なことだと思うんです。
- 二宮:そうですね。確かにその通りです。リクライブとしても、採用ページで会社の素を見せることを大事にしてますし、その流れでブログもやってるんですよ。
- 浅山:そうですよね。実際、私もそれを見て共感しましたし、うちでも採用活動をしているので、そのミスマッチを無くすためにも、そういうコンテンツって本当に重要だと思います。
- 二宮:そうですね。やっぱり採用の現場でミスマッチが起きないようにするのは大切ですよね。うちでも採用ページにラジオを載せていて、応募者の方にはぜひ聞いてほしいと思ってるんですよ。実際に聞いてもらえれば、どんな職場か分かってもらえるかなと。
- 浅山:そうだよね。やっぱりそのリアルな部分を見せるって、すごく大事だと思う。結局、現実とのギャップがあると入社後に「こんなはずじゃなかった」ってことになっちゃうからね。
- 二宮:そうなんですよ。うちは特に数字を追う仕事が多いから、最初からその厳しさを知ってもらった方が、お互いにとっていいのかなと。だから、あのエピソードも本当はずっと公開しておきたかったんですけど、ちょっと社内の意向もあって一旦下げたんです。
- 浅山:なるほどね。でも、経営者の立場からすると、あれはすごく良い内容だったと思うけどな。過酷に見えるかもしれないけど、数字を追いかけるっていうのはどんなビジネスでも必要なことだから、それを包み隠さずに見せるのは素晴らしいと思いますよ。
- 二宮:ありがとうございます。そう言ってもらえると、本当に嬉しいです。実際に、退職した方の話をラジオで取り上げるっていうのも、勇気がいりましたけどね。
- 浅山:いや〜、それは本当に勇気がいるよね。退職する人をラジオに出すって、なかなかできないことだと思うよ。実際、私もまだその勇気はない(笑)。
- 二宮:そうですよね(笑)。やっぱり、退職する人を表に出すっていうのは、いろいろ考えました。でも、リクライブとしては「会社を辞めた人をきちんと送り出す」っていう姿勢も大事にしたくて。退職する理由はさまざまだけど、辞めるからって関係が終わるわけじゃないし、むしろ次のステージに向かうためのステップだと思うんです。
- 浅山:それは素晴らしい考え方だね。うちでもそういう文化を作りたいなと思うけど、なかなか難しいところがあるよね。退職する人を送り出すって、口で言うほど簡単じゃないし、どうしても感情が絡むこともあるし。
- 二宮:そうですね。やっぱり、現場で数字を追いかけていると、退職する理由が必ずしも良いものとは限らないこともありますし。それでも、最終的にはお互いにとってプラスになるように送り出したいというのがリクライブの理念です。
- 浅山:いや〜、その勇気に拍手を送りたいよ(笑)。うちはまだその段階には達してないな。退職する人をラジオに出すなんて考えたこともないし。
- 二宮:確かに、やるかどうかはかなり悩みましたよ(笑)。でも、結果的にはやって良かったと思ってます。
- 浅山:うん、確かにあの回は本当に良かったよ。数字を追いかけることの大変さと、それを求められる現実が、すごくリアルに伝わってきたからね。それが嫌だって思う人もいるかもしれないけど、それをちゃんと理解してくれる人を採用するっていうのが大事なんだろうなって。
- 二宮:そうなんですよ。過酷に見えるかもしれないけど、逆にそれを理解してもらえる人が入ってくれると、長く続けてもらえる可能性も高くなるんじゃないかと思ってます。
- 浅山:うちでも最近採用活動をしてるんだけど、ホームページとかを見て応募してくる人が増えてきて、そういう意味では応募者に会社の実情をちゃんと伝えるっていうのが課題だよね。ホームページだけだと、どうしても表面的な情報になりがちだから、やっぱりこういうラジオとかで生の声を届けるっていうのは大事だなって感じる。
- 二宮:そうですね。リクライブでも、ラジオを通じて会社のリアルな部分を見せることで、ミスマッチを防ぐ狙いがあるんです。数字を追う厳しさも含めて、会社のありのままを伝えることが重要だと思ってます。
- 浅山:それは本当に共感するよ。やっぱり、入社後に「思ってたのと違う」ってなったら、お互いに不幸だもんね。最初からリアルな部分を見せておけば、そういうミスマッチは減ると思うし、それが長く続く人材を採用するための一番のポイントなんだろうな。
- 二宮:そうですね。浅山さんがそう言ってくれると、本当に励みになります(笑)。
- 浅山:いやいや、本当に大事なことだよ。うちもまだまだそこは課題が多いけど、採用活動の中でどうやって会社の実情を伝えていくかっていうのは、今後も考えていかなきゃいけないと思ってる。
- 二宮:そうですね。ラジオを通じてそういうメッセージを発信するのは、一つの手段として有効だと思います。うちもこれからも続けていきたいです。
- 浅山:ぜひ続けてほしいね。リクライブのラジオは本当に参考になるし、経営者としても刺激を受ける部分が多いから、これからも頑張って続けてもらいたいな。
- 二宮:ありがとうございます!そう言っていただけると、やっている甲斐があります(笑)。
- 浅山:いや、実際にうちの採用活動でも、そういうリアルな部分をどう見せるかってのは、今まさに考えているところだから、すごく参考にさせてもらってるよ。
- 二宮:それは嬉しいですね。採用は本当に難しいですけど、正直な情報を発信していくことが一番大事かなと考えています。
- 浅山:うん、同感だね。やっぱり採用って、入社してもらった後にどう続けてもらうかが勝負だから、その最初のステップとして会社のリアルをしっかり伝えるっていうのは、本当に大事だよ。
- 二宮:そうですね。会社にとっても、応募者にとっても、最初にしっかりとお互いの理解を深めることが、後々の成功につながると思います。
- 浅山:さて、今日は色々と話を聞けて良かったです。あっという間に時間が過ぎちゃったけど、今日はこの辺で締めにしましょうか。
- 二宮:そうですね。今日は本当に貴重なお話、ありがとうございました!
- 浅山:こちらこそ、ありがとうございました。これからもリクライブのラジオ、楽しみにしてますよ。
- 二宮:ありがとうございます!頑張ります(笑)。
- 浅山:それでは、みなさん、いってらっしゃい!
- 二宮:いってらっしゃい!