話し手
浅山先生
社会保険労務士/エフピオ代表
慶應義塾大学法学部卒業。1995年11月1日に前身となる浅山社会保険労務士事務所設立。その後2020年10月28日に社会保険労務士法人エフピオを設立。
聞き手
リクライブ二宮
リクライブ編集長
「台本なし一発撮り」でつくる採用広報コンテンツ制作『リクライブ®』編集長・デザイナー。
- 目次
- 二日酔いは制度じゃなくて自己管理
- 制度は“誰もが平等に使えるか”が条件
- どんな状態でも“現場に立つ”という感覚
- 契約を結ぶ以上、働く責任がある
- 有給は“どう使うか”を自分で選ぶもの
- “働き方の価値観”を知ることが大事
二日酔いは制度じゃなくて自己管理
今回の「二日酔い休暇制度つくれませんか?」って話だけど、昭和の僕からすると言語道断なんですよね。昔はどんな飲み方をしても翌日は必ず出るのが当たり前でさ、それが社会人としての“最低限”っていう価値観で育ってきたんです。
ちょっと面倒くさい話をすると、就業規則と雇用契約があって、決まった時間に完全な状態で働くのが前提でさ。だから制度としてはまず成り立たないよね、というのが僕の感覚です。
制度は“誰もが平等に使えるか”が条件
制度って、特定の誰かの事情を助けるためにつくるものじゃないんだよね。誰もが平等に使えて初めて制度になる。
二日酔いになる人の方が少ない中で、その人たちのために制度化するのは不公平だよね。立場も悪くなるし、社内の空気もよくないじゃない。だったら午前休の有休を使えばいいし。有休は目的問わず平等に与えられているものだから、そこを使うのが一番健全なんですよね。
どんな状態でも“現場に立つ”という感覚
僕らの時代はさ、どんなに飲んでいようが、どんなに具合が悪かろうが、とにかく次の日は現場に立つのが当たり前だったんだよね。
酒臭くても「よく来たな」って言われるくらいで。それが正しいとは言わないけど、やっぱり“責任感”という意味では大きかったと思っているんだよね。パフォーマンスがどうであれ、「やる」と決めたらやる。それが仕事ってものなんだよなと今でも思います。
契約を結ぶ以上、働く責任がある
就業規則があって、雇用契約を結んで、その条件の上で労働力を提供するわけだから、本来は二日酔いなんてダメなんだよね。健康状態を自分でコントロールして、決まった時間に働ける状態で来る。それは会社が厳しいとかじゃなくて、契約の話だけどね。
だから制度として認めるのは難しくて、洒落としてはいいけど現実問題としては難しいよね。
有給は“どう使うか”を自分で選ぶもの
有休ってさ、二日酔いだろうが子供の行事だろうが、理由は問われないんだよね。だから二日酔いで午前休を使うのも全然アリなんだ。制度として新しくつくるんじゃなくてさ、既にある制度をどう使うかは本人の選択だから。
働き方って、制度を増やすより、自分がどう調整するかで決まるところが大きいと思うんだよね。
“働き方の価値観”を知ることが大事
今回の相談はさ、ふざけてるように見えて、実は価値観がよく見える話だなと思ったんだよね。
「これってアリなのか?」という境目を考えるのって、働き方を考える上ではすごく大事。僕らとは違う感覚の人もいるし、こういう発想に触れると「今の人たちはこう考えるんだな」と知れるしね。それが面白くてさ、だから今後もこういう相談はどんどん来てほしいと思ってます。
それでは今日も元気にいってらっしゃい
「エフピオ浅山の運がいいラヂオ」は、社会保険労務士法人エフピオの代表浅山がお届けするおめでたい雰囲気のPodcast番組。浅山がエフピオのことや日々の考え、思いをありのまま話したり、たまにはスペシャルなゲストを招き、エフピオを深掘りしていきます。