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採用の苦労とスタッフ退職時の対応策
浅山さんが経験した採用にまつわる苦労の一つに、突然のスタッフ退職があります。優秀なスタッフが2人同時に辞めてしまう事態に直面した際、不採用にしていた候補者を再度検討し、採用に踏み切ることに。しかし、期待に応えられないケースもあり、「人材の適正評価」の難しさを痛感したと振り返ります。このエピソードは、採用の重要性と危機管理の一環としての迅速な対応策の必要性を示しています。
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「人は変えられない」採用での学び
浅山さんは、採用後にスタッフを自ら育てることを目指していましたが、何度も試みた結果、最終的に「人は自分では変えられない」という結論に至りました。特に30代男性の採用では、期待に応えられないケースが多く、スタッフをどう指導し、育成するかが大きな課題に。自身の経験を通じて「採用時に適正な評価を行うこと」が重要であると感じたそうです。
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採用の成否が事業の成長に与える影響
エフピオでは、採用したスタッフが成長できるかどうかが事業に大きな影響を与えます。浅山さんは、「できない人を採用して育てる」というアプローチを取りましたが、最終的には適正な人材の採用が不可欠だと実感しています。特に男性スタッフの採用では苦労が多く、ビジネスにおいて「最初から優秀な人を見極める力」が必要であると語りました。
- 浅山:おはようございます。エフピオ浅山の「運がいいラヂオ」スタートです!
- 二宮:おはようございます。浅山さん。リクライブの二宮です。今日で20回目ですよ!やりましたね。おめでとうございます!
- 浅山:やりましたねー。もうちょっとで100回ですね(笑)。
- 二宮:毎回言うことになるんですけど、1回ずつしか増えていかないんで、あと80回ぐらい同じこと言うことになりますけどね(笑)。でも、置いといて…今日はちょっと雑談から入っていいですか?再生数を見ていただきたいんですけど。
- 浅山:お、再生数?どれどれ。
- 二宮:これ、浅山さんのラジオの再生数、ちょっと言わないですけど…すごいですよ。僕のラジオの方がちょっと長いのに、再生回数が8回しか違わないんです!ほぼ同じような数ですね。
- 浅山:おー、似たような数字だね。でも負けちゃうんだ(笑)。
- 二宮:いやいや、浅山さんの方が1回あたりの再生回数は1.5倍ぐらい高いですから!最近、採用活動を一生懸命やってるっておっしゃってたじゃないですか?
- 浅山:そうそう、言ってたよね。面接とか面談する人にもラジオを紹介して、「よかったら聞いてください。私のことを知ってください」ってお願いしてるんですよ。まぁ、興味あったら聞いてくれたらいいなぐらいの感じで。
- 二宮:それが再生数に反映されてるんですね!
- 浅山:前に北海道から来てくれた方もラジオ聞いてましたって言ってましたし。
- 浅山:ああ、そうそう。他の人はどうかわからないけどね。でも、そういうこともあって、ちょっと再生数が増えてるのかもしれないね。
- 二宮:なるほど。それにしても、前々回、小林さんがゲストで出た回、ありましたよね?
- 浅山:ああ、ありましたね。
- 二宮:あの回、僕が話してる割合が多かったって言われて、これって浅山さんのラジオですよね?と思って(笑)。
- 浅山:そうなんだよね(笑)。確かに、僕のラジオだから、もうちょっと僕が話さないとなって思ってるんだけどさ(笑)。でも、全然引き出しがなくてね…。
- 二宮:いやいや、今回は引き出しがありそうですよ。今日は「苦労話編」、特に「人間関係編」ですね。
- 浅山:そうなんです!今日は人間関係の苦労話、最大のエピソードを話しますよ。松田さんが退職した後、運よく2人新しいスタッフが採用できたんですよ。
- 二宮:おお、それはすごいですね!
- 浅山:そうなんです。2人とも社会保険労務士の資格を持っていて、すごく前向きにやってくれて、私との関係も良かったんですけど、ある時、担当していたお客様で要求がちょっと高いというか、複雑なお客様がいてね。そこの対応に振り回されて、1人の女性スタッフがすごく疲れちゃったんです。
- 二宮:ああ、それはきついですね。
- 浅山:そうなんです。私も一緒に対応して、どうやって乗り切るかいろいろやってたんですけど、とうとうその女性スタッフが「ちょっといいですか?」って言ってきて、「辞めたいです」って話になったんです。
- 二宮:えー!急な話ですね。
- 浅山:そうなんですよ。それだけでも十分不幸な話なんだけど、さらに驚いたのは、もう1人の女性スタッフが、その辞めたいという話を小耳に挟んで、私のところに来て、「じゃあ私も辞めます」って言い出したんです。
- 二宮:ええ!?「じゃあ私も」って…そんなことあるんですか?
- 浅山:本当にびっくりですよ。「じゃあ」って何?って感じで(笑)。で、2人とも本当に辞めちゃったんですよ。
- 二宮:え、本当に?
- 浅山:そう、本当に。で、当時は仕事が増えていて、採用活動もしてたんですけど、いきなり2人いなくなっちゃって、「どうすればいいの?」って状態になったわけです。
- 二宮:それは大変ですね。当時、何人でやってたんですか?
- 浅山:私とその2人、あと当時うちの妻が電話番と経理を少し手伝ってくれてたので4人ですね。でも、実務はその2人がメインでやっていたので、実務がぽっかり抜けちゃって…。
- 二宮:うわあ、それはきついですね。
- 浅山:本当にどうしようもない状況で、でも採用活動をしてたから、結果的に不採用にしていた人たちの中から「やっぱり採用しないといけないな」って思って、不採用リストの中からもう一度見直したんです。
- 二宮:なるほど、急な穴を埋めるために。
- 浅山:そうなんです。で、蔭山くんっていう男性がいたんですけど、彼に電話をかけました。当時、うちに応募してくる人は女性が多くて、特に結婚や子育てなどで一旦仕事を辞めたけど、また働けるようになったっていう方が多かったんですよ。でも、蔭山くんはその真逆で、30代独身、自宅から通う人でした。前職で苦労して、人生を変えたくて資格勉強して受かった、そんな感じの人でしたね。
- 二宮:ああ、なるほど。
- 浅山:で、電話をして、「この前は不採用にしたけど、ちょっと事情が変わったので、もう一度お話ししたいんだけど」って言ったら、快く来てくれたんです。そして事情を説明して、「ぜひ一緒に働いてほしい」と伝えたんです。
- 二宮:それは良かったですね!
- 浅山:ところがね、彼が「全く自信ありません」って言うんですよ(笑)。
- 二宮:ええ、せっかく来たのに(笑)?
- 浅山:そうそう。「自信ありませんけど、もし必要ならお手伝いさせていただきます」みたいな感じで、結局来てもらうことになったんですけどね。
- 二宮:でも、結果的にはどうだったんですか?
- 浅山:うーん…正直言うと、予想通り、仕事ができなかったですね(笑)。もう本当に全然ダメで。
- 二宮:ああ、そうですか(笑)。
- 浅山:でも、一生懸命やってくれてるのはすごく伝わったんです。夜中まで仕事して、責任感が強くて、「やりきらなきゃ」っていう気持ちだけはあったんですよね。だから、何度も徹夜して一緒に頑張ってました。
- 二宮:それは大変ですね…。
- 浅山:当時、小林さんも言ってたけど、私もかなりピリピリしていて、蔭山くんと一緒に働いてる時は特にピリピリしてましたね(笑)。
- 二宮:ちょっと気になったんですけど、実名出しちゃってますよね(笑)。蔭山くん、今もいらっしゃるんですか?
- 浅山:いや、今はいないですよ(笑)。でも、名前を出しても問題ないと思います。
- 二宮:そうなんですね(笑)。それにしても、蔭山くん、その後どうなってったんですか?
- 浅山:いやー、結果としてやっぱりダメだったんですよ。本人も一生懸命やってくれたし、私も彼を変えたかったんだけど、最終的にはうまくいかなかったですね。彼、うちを辞めてから地元の建設会社の人事に入るって話になって、それはそれで良かったねって思ってたんですよ。
- 二宮:ああ、じゃあそこで活躍されてるんですか?
- 浅山:そう思ってたんだけどね(笑)。その後、ちょっと話が飛ぶんですけど、ある時、私が市原商工会議所に用があって行ったんですよ。そしたら、後ろから「先生!」って、男の人の声が聞こえてきて、振り返ったら、なんと蔭山くんだったんです!
- 二宮:ええ!?そこで再会したんですか?
- 浅山:そうそう!「お前どうしたんだ?建設会社に入ったんじゃなかったの?」って聞いたら、「辞めました」って(笑)。で、今は市原商工会議所で働いてるって言ってました。
- 二宮:それはびっくりですね!まさかの展開。
- 浅山:そうなんですよ(笑)。でも、その数ヶ月後にまた打ち合わせで商工会議所に行ったら、今度はもう彼、そこにもいなくてね…。
- 二宮:ええ!?また辞めちゃったんですか?
- 浅山:そうなんですよ(笑)。彼、ほんとにいろんなところで頑張ってるんでしょうけどね。うちにいた頃も、2、3年は一生懸命やってくれたし。やっぱり責任感もあったし、一緒にいろいろな場面で格闘していたんですよ。そんな時、ちょうど松田さんが復帰してきて、私と松田さんと蔭山くんの3人でやってた時期がありましたね。
- 二宮:ああ、そういう時期があったんですね。
- 浅山:そうそう。で、当時は妻も仕事に来なくなってたんで、完全にその3人で事務所を回してました。男性スタッフの採用では、いろいろ苦労しましたね。
- 二宮:なるほど。蔭山くんだけじゃなく、他にも似たようなケースがあったんですか?
- 浅山:そうなんです。その後も、蔭山くんみたいな30代の男性独身者を何人か採用しました。彼らもみんな、料理はしないし、実家でお母さんにご飯作ってもらってるようなタイプ(笑)。一日が何も考えずに過ぎていくような感じでね。
- 二宮:ああ、なるほど(笑)。それはなかなか手強いですね。
- 浅山:そうなんです(笑)。でも、私も中小企業の経営者として、「俺が引き受けてよくしてやるぞ!」っていう気持ちがあったんですよ。結構中小企業の経営者って、そういう人多いんですよね。自分がその人の人生を変えてあげるんだって思う人。でも、結論から言うとね、やっぱり「人は変えられない」ってことがよくわかりました。
- 二宮:うん、確かに。それはよく聞く話ですね。変わるのは本人次第ですからね。
- 浅山:そうなんですよ。何度もチャレンジしたんですけど、やっぱり自分の力だけではどうにもならないことが多かったですね。これが私にとっての「人の問題」で、かなり苦労しましたね。
- 二宮:採用の話はやっぱり奥が深いですね。
- 浅山:そうですね。採用って、最初からすごく大事なんですよね。むしろ、できない人を採用しなきゃいけないぐらいに思ってた時期もありました。
- 二宮:あ、自分で育てるっていう発想ですか?
- 浅山:そうそう。特に男性に関してはね。女性は優秀な人が多いんですけど、男性でうちみたいなところに来てくれる優秀な人って、本当に少なかったんですよ。
- 二宮:それは大変ですね。自分で育てようと思っても、なかなか難しいところもありますよね。
- 浅山:うん、やっぱりね。蔭山くんのような人を見て、「俺が変えてやる!」と思っていた時期もありましたけど、最終的には「人は自分では変えられない」ってことを痛感しましたね。
- 二宮:蔭山くんはどうしてるんでしょうね。名前も出してますし、もしこれを聞いてくれてたら嬉しいですね。
- 浅山:そうだね。どこかで元気にやってくれてればいいんだけどね。
- 二宮:はい、では今日は記念すべき第20回目ということで、苦労話編でしたが、色々と面白い話が聞けました。
- 浅山:そうですね、今日はちょっとまとまりのない話になっちゃいましたけど(笑)、人の採用っていうテーマで色々な話ができたかなと思います。もしかしたらこの話、まだ続くかもしれませんね。
- 二宮:はい、続編を期待してます(笑)。では、浅山さん、最後にお願いします。
- 浅山:それではみなさん、いってらっしゃい!
- 二宮:いってらっしゃい!